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精子の生命力を追加致しました。

いくらベロネロに酔っていても、君の精子が酔うことはない。何をしたかも憶えていない、まして勃起・挿入・射精など、全く身に覚えはないなどと弁解しても、あとの祭り。君の精子は正体不明の”独活の大木”から吐出されたにも関わらず、会社のお局さまを妊娠させてしまったのです。「ウソだ!」と叫んでも、最近ではDNAまで持ち出され、君は責任をとる嵌めになるわけである。
確かに、正体不明に酔った男のペニスは無様なものである。どう考えても、射精なんかしそうもないし、精子だって酔ってフラフラな感じがするが、残念ながら精子だけは、われ関せずで、自分の仕事を黙々とこなしているのである。たった60ミクロン程度のおたまじゃくしの集団(精液は2~5cc、精子数2~5億)に、人生を狂わせられたということである。
そもそも、精子というシロモノは人間の身体の中で最も生命力のあるもので、射精後の膣内で1週間近くは平気で生きているものなのである。その結果、安全日だったのになどと、オギノ先生を恨む男女が後を絶たないのだそうだ。(確率は低いが)
凄い話だが、死後あらゆる細胞が死に絶える中、80時間も生きつづける精子には感服というほかない。一般的にも精嚢内では6ヶ月近く生きているのもいて、侮れない生命体なのである。酸性や熱には弱い精子も、環境さえ整えば、その生命力は人体以上と云うことができる。
老化と精子の関係においても、精巣が正常に機能している限り、80歳の精子も外見のヨボヨボ度に比べ充分受精能力を有しているのだ。男性ホルモンの関係で、勃起力や精液の量は減少するが、精子としての目的達成能力に変わりはない。
たとえ話ではないが、男はやはり、トリガーが敏感な実弾装着のピストルを常に股間に携えているということになるのだ。引き金には注意しようぜ。
余談だが、最近入手した話によると、受精時の億単位の精子のコンペテーションは、もしかすると間違いかもしれないという説が出ている。いかにも先陣争いをしているかに見える精子の群れは、実は強靭な膜の要塞を持つ、一個の卵子を共同で破壊している連合軍なのではないかといわれている

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10代20代HIV感染拡大を追加致しました。

厚生労働省は、2014年に新たに報告された20代のHIV感染者は349人で、過去最多だったと発表した。異性間での感染は稀と云う風聞が、若者を油断させている。また、早期治療で完治すると云う風聞も拍車をかけているのだろう。

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