“勝手の違い”が招く遅漏や中折れを追加致しました。
“勝手の違い”が招く遅漏や中折れ
前項で触れたように、男性は一般的に思春期で自慰に目覚め、その数年後に異性との性交を経験します。
多くの場合、自慰には手や指を使うので陰茎を握る圧力や動かす速さを自分の好みに加減できます。しかし、ある意味で共同作業となるパートナーとの性交は自分本位のペースでは進められません。
このため、1人の世界で没頭できる自慰の感覚に慣れてしまうあまり、勝手の違う実際の性行為では遅漏気味となり、中折れしてしまうケースもあります。
ガイドのクリニックでED治療薬を処方した患者さんの中には「結婚して10年間、性交では1回も射精したことがない」というケースもあります。
長年の自慰により、手で射精することに慣れすぎて、他のものでは達することができなくなってしまったのです。こういう症状を私は「ぐうたらED」とか「殿様型ED」と呼んでいます。