日本の「四十八手」 起源は古代中国「性交体位」三十法を追加致しました。
日本の「四十八手」 起源は古代中国「性交体位」三十法
古代中国の閨房術では数多くの体位も考案された。随代に刊行された『洞玄子』では「三十法」を掲載しており、これらが日本に渡って「四十八手」の原型となったと考えられている。
30の体位はすべて伝説上の聖獣、実在の動物や鳥などの名を冠してある。
例えば「翡翠交」(ひすいこう:身をくねらせる龍)、「山羊対樹」(さんようたいじゅ:樹に突きかかる山羊)、「白虎騰」(びゃっことう:跳ねる白虎)といった具合だ。
30の体位のうち、最初の4つはいわゆる挿入を伴うものではなく、前戯に用いる体位。続く26の体位のなかで特記すべきは、男女2人の体位のみならず、「鸞双舞」(らんそうぶ:女二人が仰向きと被さる形になり、男が上下の女陰に交互に挿入する)、「鳳将雛(ほうしょうすう:肥満の女は少年を男女の間に挟んで行なう)」と3Pプレーが紹介されていることだ。この交合を中国では「三人淫」という。
※週刊ポスト2011年5月27日号