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射精障害の患者 約4割が「手を使わない自慰行為」が原因

 早すぎると自らが満足できないし、遅すぎても相手に嫌がられるのが“射精”だが、今、ちゃんと快感はあるのに絶頂を迎えられない「射精障害」の男性が増えているという。ある意味、これ以上ない男の悲劇。果たして処方箋は存在するのか?

 子供が生まれてからセックス回数が減り、こちらのイビキを理由に妻が別室で寝るようになった――。57歳の会社員・N氏が落胆の表情で告白する。

「ここ数年は、完全なセックスレス状態です。AVを見ながらオナニーをするのが習慣のようになっていました。しかし子供たちも親元を離れたので、先日、20年ぶりに夫婦水入らずで温泉旅行に出かけると、なんとなく“そういう雰囲気”になったんです。久しぶりなので不安はありましたが、ちゃんと勃起し、挿入もできました。

 ところがいくら頑張って腰を振っても、なかなかイケない。そのうちに疲れてお互いグッタリしてしまい、とうとう射精できないまま体を離しました。以来、夫婦の間で気まずい雰囲気が続いています」

 セックス時に、勃起状態であるにもかかわらず、膣内で射精に至れない。こうした「射精障害」に悩む男性が増えている。射精障害に悩む400人以上の患者を治療してきた、あべメンタルクリニック(心療内科)の阿部輝夫院長が語る。

「射精障害は射精において何らかの問題が生じる人をさす。遅漏も含みますが、来院者の中で最も多いのが膣内射精障害です。オナニーでは射精ができても、いざ女性に挿入すると射精に至らないという症状。ED(勃起障害)とは違って薬では治療できません」

 射精障害の原因は、物理的なものと心因的なものがある。前者で最も多いのが普段の自慰の仕方が原因で、性的刺激を十分に得られないケースだ。

「患者の約4割は、手を使わないオナニーが原因になっています。例えばシーツにこすりつけたり、布団や枕を股間に挟んだりして自慰をしています。こうしたオナニーを続けていると、布などのガサガサした感触が、その人の勃起や射精のために欠かせないものになってしまう。すると温かい手や濡れた膣内では射精に至れなくなってしまうのです」(前出・阿部院長)

 オナニーの時にペニスを強く握りすぎていることも、全体の2割を占めるという。強いグリップでの刺激に慣れすぎていると、膣内の圧力では刺激が足りずに射精に至らないというのだ。

 阿部院長がオナニーを想定して患者に握力計を握ってもらう実験を行なったところ、射精障害を起こしている人の握力は全員が10kgを超え、障害をもたない人の握力は平均4.25kg。実に2倍以上の強さでペニスを握っていることになる。

※週刊ポスト2012年12月14日号

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